部活動の顧問拒否。
これにより,私は部活動の顧問という奴隷労働から解放されました。

GWは5連休。
家族旅行に行くことができました。
趣味の時間ももてました。
教材研究も進みました。
過労死する可能性も減りました。

部活動の顧問拒否によって,私自身は救われました。
これは,私の人生にとっては大きな変化であり勝利です。

20代若手教員の人生』という単位で考えた場合,
私の部活動の顧問拒否は,非常に大きな意味がありました。

しかし,『20代若手教員の
勤務校』という単位で考えた場合,
私が顧問拒否をすること自体に,大きな意味は無かったことでしょう。

20
代若手教員という教師が,
『部活動の顧問はしたくない』という,ワガママを通した。
これだけの話です。

私は,顧問拒否の成功を『私個人のレベル』で終わらせたくなかったため,
職員会議の場で以下の2点を管理職に要求しました。

① 部活動の顧問を『誰でも』拒否できる権利
② 採用試験を控えた講師の先生に対する配慮

については,次年度の部活動希望調査のアンケートに
『部活動の顧問はもたない。』
という選択肢を付け加えることを,職員会議の場で校長に約束していただきました。

これによって来年度からは,私の勤務校では,
アンケートの『部活動の顧問はもたない』という選択肢に○印をつけさえすれば,
部活動の顧問が拒否できるようになりました。

教師自身の家庭の事情に関わらず,どのような理由でも,
単に『部活動の顧問をもちたくないという理由』でも,
この選択肢に○印をつけてよいということも会議で確認しました。

そもそも,『子どもが小さい』,『家族が病弱』,『親の介護が必要』,『持病がある』など,
教師本人や家庭の事情を赤裸々に暴露しない限り,
部活動の主顧問を強制されるということ自体が意味不明なのです。
ボランティアを断ることに,何の理由も必要ないのです。

については,
『採用試験までは,講師の先生は土日の部活動の指導はしなくていいように,配慮する。』
ということを,職員会議の場で校長に約束していただきました。

ただ,②については守られるかどうかは不安が残ります。
結局は教諭の顧問任せになる可能性が…。詰めが甘かったです。


部活動顧問制度を改善するために,
具体的に何ができるのか?
具体的にどのような手法をとっていくべきか?

…何が正解なのか…?
私は,全然わかりません。
しかし,自分ができる具体的な手段を考え,何らかの行動を起こしていきたいと思います。

私にとって,そのうちの1つの手段が『部活動の顧問拒否』です。

また,ネット上で部活動の問題点を拡散するのも,有効な行動の1つでしょう。

日本の部活動顧問制度が適切に改善されるまで,私は部活動の顧問を拒否し続けます。



と大義名分も書きましたが,私が部活動の顧問を拒否するのは,他でもない私自身のためです。

先生方も,無理されることのないよう,どうぞご自愛下さい。