Y子さんから,部活動の顧問拒否の結果が届きましたのでご紹介します。
職員会議で周囲の先生方が援護してくれた貴重な事例です。
結果から言いますと,Y子さんは部活動の顧問を拒否できました。
それでは詳細をご紹介します。
まず,書面にてあらかじめ
『部活動の顧問はもてない。』
ということを明記し,管理職に伝えていたそうです。
■職員会議にて■
校長
『本校は全員顧問制度です。全員の先生に部活動に関わってもらいます。』
Y子
『私は,家庭の事情で部活動をもつことができません。
ですので,全員顧問制度には賛同できません。
顧問から外してもらえないでしょうか。』
教諭A(部活動の顧問制度に疑問をもつ教員)
『私も全員顧問制度に疑問をもっています。
全員顧問制度というものに,法的な根拠はないのですよね。』
教諭B(わかってない教員)
『いや,部活動は指導要領にも明記されている教育活動だ。だから,
部活動の顧問には全員の先生がなるのは当たり前だ。昔からそうしてきた。』
教諭C
『私たちが議論しても仕方がないでしょう。校長先生がご見解を示すべきだと思います。』
校長
『本音を話すと,私も全員顧問制度というものに疑問をもっていました。
先生方の労働時間を考えると,部活動のありかたというものは
変わっていかなければいけない時期にきていると思っています。
全員顧問制度というものが妥当なものなのか,検討したいと思います。』
こうして,Y子さんは部活動の顧問から外れることになりました。
声を上げることで変わっていく学校もあるということを,Y子さんが証明してくれました。
校長までもが全員顧問制度に疑問の声を上げたのです。
多くの先生方が声を上げれば,現場は変わります。一緒に声を上げましょう!
コメント
コメント一覧
部活動に関することには,色々な圧力がはたらいているのですね。
パワハラや報復人事は嫌ですね。
私もこれから実感することになるのかもしれません。
校長先生が部活動の問題を改善していくと明言するのはすごいですよね。
私も最終的には『訴訟』しかないと思います。
大きく世間に『部活動の顧問は強制できるものではない』ということを世間に知らしめ,
問題を解決していくためにも…。