今回は趣旨を変えて,保護者向けの部活動のQAを書きます。
部活動に関して,世間の人々が誤解しているQAをピックアップしています。

また,保護者の方は,部活動に関する最低限度ことを知っていないと,思わぬ発言で恥をかいてしまうかもしれません。
『過度な要求をする保護者』,『クレームをつける保護者』と,顧問に距離をとられるかもしれません。
あなたの発言が顧問を苦しめているかもしれません。

子どもに部活動をさせている保護者として,以下のQAは最低限知っておいて下さい。


Q
:先生は,部活動の指導でどれくらいのお金をもらっているのですか。

A
:平日は,0円です。残業代も出ません。
休日は,4時間を超えた場合,3000円です。
(4時間未満だと0円,12時間でも3000円)
交通費は支給されない自治体が多いです。


Q
:先生のユニフォームなどは,学校から支給されるのですか。

A
:支給されません。シューズ,ユニフォーム,スポーツ連盟登録など,すべて自腹で支払っています。


Q
:部活動の指導は,先生がやるべき当然の仕事ではないのですか。

A
:いいえ。残業代は出ないので,あくまで教員は善意で部活動の指導をしています。


Q
:部活動があるとわかっていて教師になったのだから,残業代が出なくても部活動を指導するのは当然じゃないのですか。

A
:教師も人間ですので,体力に限界はありますし,家庭もプライベートもあります。部活動を指導する以前に,授業準備や生徒指導など,勤務時間を大きく超えてタダ働きをしているという実態があります。勘弁してやって下さい。


Q
:なぜ未経験者の教師が部活動の顧問をしているのですか。

A
:教師は,部活動のために雇われているのではなく,教科を教えるために雇われています。そのため,教科を中心とした人事異動が行われるからです。


Q
:勤務時間内に部活動を指導できないのですか。

A
:教師の勤務時間は,1例として8時~1630分までです。

文科省の定める年間の授業時数により,ほとんど毎日6時間目まで授業があります。朝の職員会議→朝の会→6時間の授業→帰りの会 で,ほとんど勤務時間が終わってしまいますので,勤務時間内の部活動の指導は不可能です。


いかがでしたか?

部活動の指導が,いかに教師の善意でなりたっているのかが分かったのではないかと思います。

少なくとも,これらの部活動に関する基礎知識があれば,
『もっと熱心に指導してほしい。』
『部活動の時間をもっとふやしてほしい。』
『なぜあの子がレギュラーなのか。』
とは言えないと思います。

そして,ぜひ,善意で部活動の顧問をやってくれている先生のことを,1人の人間として気づかってあげてほしいです。